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今日から始められる血圧対策

食事と健康

厚労省が3年ごとに実施している高血圧症患者に関する調査によると、2014年には高血圧症の患者が1,010万人を超えていました。これは継続的な治療を受けている患者数の概算値であり、高血圧症気味の人も含めれば実数はさらに多くなると考えられます。

高血圧症の治療では血圧を下げる薬品の投与も行いますが、それだけでは高血圧の症状を完全に抑えることはできません。薬物療法だけではなく、食事療法や運動の実施も高血圧症の治療には欠かせません。すでに高血圧症患者であると診断が下りている人はもちろんのこと、高血圧症予備軍の人々も食事療法と運動を行うことで、血圧を下げ、高血圧症に関連する身体の不調を和らげることが可能です。

高血圧症は生活習慣病のひとつです。治療のためには日ごろの習慣を変える必要があります。以下の点に気を付けた生活を送ることをおすすめします。

血圧を下げる3つの生活習慣

1.適度な運動

週に2回以上、1回30分以上の運動を継続的に行うことで、肥満や身体機能の衰えを予防することが可能です。また、有酸素運動を行った後、血圧が下がることも研究で分かっています。

推奨されるのは軽いジョギングやウォーキングです。室内で行える踏み台昇降運動も手軽で、なおかつテレビなどを見ながら行えるため人気です。この他にも、自転車や徒歩で買い物に行くなど、日常の中で出来ることも多くあります。

重要なことは継続的に運動を行うことです。1週間や2週間だけ頑張って、あとはやらなくなるというようでは何の意味もありません。無理をせず、できる範囲から始めましょう。また、運動をするとだんだん体力がついてきて、たとえばジョギングであればより遠くまで行って帰ってこられるようになります。そのような楽しみを見つけて運動をすればモチベーションも下がりづらいでしょう。

2.十分な休息をとる

ストレスは自律神経を乱します。すると何もないのに心臓がバクバクしたり、息が上がったりといった不快な症状に見舞われます。睡眠時間は6~8時間が効果的と言われています。時間だけではなく質も重視しましょう。寝ても寝ても寝たりないという場合は睡眠時無呼吸症候群など、別の病が隠れている可能性があります。

また、休息とは日々の睡眠のみを指すのではありません。仕事のない休日にリラックスしてゆっくりすごせるか、ストレス解消手段を持っているかなど、体だけではなく心の健康にも気を遣いましょう。

3.食事を見直す

高血圧症患者の多くは塩辛い味付けを好みます。塩分を適量摂取することは、ミネラル分の摂取という観点から見て重要ですが、何事も摂りすぎは体に毒です。減塩しょうゆを使うなど、様々な工夫が可能です。また、出汁を使った料理であれば塩分使用量が少なくとも風味を感じられるため、塩分を少なくしても味に満足感を得られます。出汁の味を感じられない場合は亜鉛不足を疑いましょう。

他にはゴマが高血圧対策に効果があります。ゴマに含まれるセサミンという成分を日常的に摂取すると血圧降下に効果があります。しかしただゴマを摂取すればいいというわけではありません。ゴマの外皮は固いため、そのまま摂取しても血圧降下に有効的な成分を摂取できないことがほとんどです。すりゴマを摂取することで効率的に血圧降下へのアプローチが可能です。

ゴマはスーパーをはじめ様々な場所で売られていますが、せっかくならおいしいゴマを食べて高血圧対策をしたいものです。こちらのゴマ専門通販ショップ(https://www.onizaki.co.jp/shop/)ではすりゴマ、いりゴマだけではなくゴマせんべいなどの加工食品も多く取り扱われています。おいしく、楽しくゴマを摂取するためには、たまには加工食品の利用も効果的です。