アトピー改善が期待できるサプリメントの主な成分には、乳酸菌、ビオチン、セラミド、亜鉛、プラセンタ、ルイボス、DHA・EPAがあります。
それぞれの作用効果は、以下のとおりです。
乳酸菌
血液中のリンパ球、ヘルパーT細胞には、Th1とTh2の2種類がありますが、この2つのバランスが崩れると、花粉や寄生虫に反応する抗体が過剰に作られ、アレルギー反応を引き起こします。
ある種の乳酸菌には、このヘルパー細胞のバランスを整える効果があります。
ビオチン
ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸の代謝に欠かせない栄養素で、主に皮膚炎を治す作用があります。
通常、体内で必要な量のビオチンを作り出すことができるのですが、アトピーの人は悪玉菌が腸内にたくさんいて、せっかく作られたビオチンを壊してしまい、ビオチン不足になってしまいます。
このため、サプリメントで補う必要が出てきます。
セラミド
角層細胞同士のすき間を満たし、細胞同士や水分をつなぎとめている脂質で、外部刺激から肌を守るバリア機能の働きをします。
これを摂取することにより、ドライスキンが解消され、かゆみが軽減します。
亜鉛
体に有害なミネラルの吸収を妨げ、排出を促進します。
また、かゆみの原因となるヒスタミンの生成を抑制する
プラセンタ
細胞を活性化して健康な皮膚を作ると同時に、神経の異常な興奮を抑えてかゆみを感じにくくする効果もあります。
また、ステロイドで破壊された皮膚の再生を助けます。
DHA・EPA
ともにアレルギーを起こす物質の生成を抑制し、炎症を抑えるビオチンの効果を高めます。
また、EPAは皮膚を厚く、丈夫にします。